ひかりの魔女


2019年04月01日 読了
 浪人生の真崎光一の住む家に同居することになったばあちゃんは、もう八十五くらい。でも頭も体もシャキッとしていて、地域の人たちにやたらと尊敬されていた。昔、書道教室をしていたせいだというばあちゃんだけど、光一は他にも理由があると気づく。

 人を誉め、気持ちよくさせるとこの天才なばあちゃん。
心を亡くしそうな人たちに、そっと気づかれないように嘘をついて癒し、不自然で必要以上なくらいに尊敬されていた。
一見、できた人のように思えるが、私には奇妙に映った。
安心させる嘘とか、気を奮い立たせる嘘ならいいが、わざと腰をかがめて痛いふりをしたりする嘘も含まれるから。
結局いい方に流れてはいるものの、誰もが自分が一番だと思わせるのは、詐欺師のよう。
同じ魔女でも『西の魔女が死んだ』とは大違い。
嫌悪感の方が大きかった。

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