2019年04月04日 読了
山縣有朋の別邸・黒龍荘で、金庫番である漆原安之丞が謎の死をとげた。
調査依頼を受けた探偵・月輪と杉山潤之助が邸に住み込んで調査をするが、館の住人がわらべ歌になぞらえて次々と殺されていく。
月輪は懸命に捜査をするが、犯人の影さえつかめない。
このシリーズを一つ読んだと思うが、全く記憶にない。
探偵の月輪は自信家で、何があってもめげず、次々と手をかgな恵だし打って出る様子は飽きさせない。
そして最後の思いもよらない結末。まさに惨劇というにふさわしい。
館の住人の誰もが、どこかおおきな恐怖を抱え、何かにおびえているといった印象からここにつながったのは意外だった。
ただ、主人公の杉山潤之助の印象が薄すぎる。
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