2016年03月10日 読了
東京都西多摩で、男性のバラバラ死体が発見される。岩楯警部補は、死体が発見された村出身の山岳救助隊員の牛久と組み、捜査に加わる。
ところが、司法解剖をした医師の見立てと、法医昆虫学者の赤堀が立てた死亡推定時刻に10日の誤差があった。
今回もまた、赤堀の担当となった岩楯。虫が赤堀に知らせる遺体の状況と、法医学者との意見の違いを気にしつつも、刑事の勘は別のところで怪しい人物を探り出している。
安定のスリル感。
寒気が起こるほどの状況がいくつも出てくるが、虫の恐怖と共に最後はうすら寒い狂気に触れてさらに恐怖が増幅する。
毎回新しい知識と驚きでわくわくする。
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