ロマンス


2011年09月16日 読了
 ロシアの血をひいている子爵・麻倉清彬は、親友の身元保証人として、カフェーに呼び出された。
そこには、見た事もない男の死体があった。

 皇族や華族の存在意義を問う共産主義が脈動を強めていた昭和初期。
清彬と、華族でありながらあえて軍人になった友人・嘉人、そして嘉人の美しい妹と。
 3人の若者の生きる意味と、かなわぬ恋が絡まる。

 ジョーカー・ゲームほどではなかったが、狡猾でミステリアスな雰囲気は充分楽しめる。

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