ごみ収集所で見つかった、手足と頭のない、胴体だけの死体。
同じ手口ですでにもう何件も続いていた事件に、ある日ケイの家に被害者の切断された手足が写った電子メールが届く。
発信者の名は、deadoc。ケイは慄きながらも、遺体の体の小さな発疹に目を付ける。
最後は知らないうちに犯人の元へと乗り込んでいたケイ。
目に見えない凶器の話はやはり怖い。
が、最後の遺体だけ違った特徴があった件について、布をかぶせたことは理解できたが、切断面が違っていたことについての説明はなかった。このシリーズは、こういった推し量るしかない事が結構多い。
主人公が検死官で、化学で事実をつかもうとする話で、事実をはっきりできることが放っておかれているのはどうにも後味が悪い。
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