泥棒はスプーンを数える


 古本屋にやってきた客から頼まれた仕事を難なくこなしたバーニィ。
するとその客・スミスは、次の依頼をしてきた。
そんな中、刑事のレイが店にやってくる。
大きな家で一人暮らしをしていた老女が殺されたらしい。
いつものようにバーニィに容疑がかかっているのかと思いきや、なんと今度は恥を忍んでバーニィに知恵を借りに来たという。
自分のためではないのに、バーニィはこの事件を解決しなければならなくなる。

 今度はレイの方からバーニィの推理を聞こうとやってくる。
泥棒なのに探偵をやってきたバーニィにとって、これは一大事である。
自分のためではないのに仕事をするバーニィ。
でもちゃっかり美女と知り合いにはなっている。
これがきっかけで探偵をまっとうな仕事としないかと言われたバーニィだが、やっぱり彼の矜持には合わなかったようだ。

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