倒産続きの彼女


 弁護士の美馬玉子は何もかも恵まれている先輩の剣持麗子が苦手だった。
なのに一緒に「会社を倒産に導く女」として内部通告された経理課の女性の身辺調査をすることになる。
確かに、彼女の年収では不似合いなブランドものを持っているし怪しいのだが、その会社での聞き取り調査をしている時、隣の部屋で首を切って死んでいる社員を発見してしまう。
そこは、通称『首切り部屋』と呼ばれる部屋だった。

 今回の主人公は剣持麗子の1年後輩。
訳あって祖母と二人暮らし。そして何でもできて美人で自信家の剣持麗子が苦手。
そんな彼女が麗子と組んで調べ始めた案件は、やがて自分の過去を知る事件となっていく。
思いのほか大きな事件となって驚くが、なんだかいたたまれなくなるような事実が判明して辛くなる。
だけどやっぱり、ドラマで重要な人物だった篠田が出てくる話が読みたい。

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