虚ろな十字架


 幼い娘を殺され、別れた夫婦。
今度はその元妻が、通り魔に殺されてしまう。
中原は、元妻が何をして生計を立てていて、なぜ殺される羽目になったのか。
調べていた刑事もそれ以上追求できなくなった違和感を中原も感じ、ひとり調べ始める。
人を殺しても、死刑にならない場合があるのはなぜか。。。

 家族を二人も殺された中原。
通り魔だと決着してしまったが、どこか違和感が残るという刑事の言葉に押されて調べ始めるうち、フリーライターの元妻が書いていた記事から思いがけないつながりを見つけ出す。
死刑制度に関する葛藤、遺族の思いがずっとついてくる。
全体的に暗いが、重い読後感はない。