烏は主を選ばない


2015年08月24日 読了
 日嗣の御子の后選びが行われている最中、当の若宮は何をしていたのか。
北家の領内、垂氷郷の郷長の次男・雪哉は、新年のあいさつに北家本家へ行った際、もめ事を起こす。そのせいでなぜか若宮の側近として1年務めることを命じられた。

 掟破りな若宮の側近になりたい貴族の息子はたくさんいたのに、長続きしないからと言って放り込まれた雪哉。
若宮に付き従ううち、彼を慕う気持ちと嫌悪する気持ちが同時に湧き、混乱する。
ひたすら美しいものにあふれる前作と違い、今度は厳しさがメイン。
雪哉は、政治に身を置く者の考えを理解できるのか。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

烏は主を選ばない [ 阿部 智里 ]
価格:1540円(税込、送料無料) (2019/11/14時点)

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。