玉村警部補の災難


2012年10月12日 読了
 桜宮市警察署の玉村警部補と加納警視正のお話。
彼らが関わったいくつかの事件の調査ファイルを、おなじみ田口先生と共に時にため息をつきながら見返していく。

 加納警視正の豪快さが頼もしい。
終盤に田口先生がひそかに思う。
『加納警視正の行くところ、荒野でも瓦礫の山でも、そこに道ができてしまうのではないか』
 運に擦り寄られていると言っていい加納警視正の勘は、まだまだ冴えていそう。

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