2019年06月29日 読了
家でも学校でも学校でも居場所を見つけられずにいる女子高校生の莉世は、学校帰りに奇妙に大きな黒い帽子をかぶった少年・冴島丈と出会う。
彼の一言で莉世は助手となり、山の上の「王国」へ向かう。
山の上には現代の技術を否定した、自称・王様が住む城があり、そこでは中世ヨーロッパを忠実になぞった生活があったという設定。
現実から異世界へは、他の小説などと違って、ただ山を登るだけというのは面白かった。しかしそのせいか、どうも徹底せず、入り込めない。現実の続きだと思うから、狼男や吸血鬼などが白々しく感じてしまった。
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