2011年06月23日 読了
普通の高校生である布施靖の家は、両親とおじいちゃんの4人暮らし。
ある日、おじいちゃんがボケ始めたことから家の中が狂った。
父親はリストラされ、母親は介護ストレスから外に癒しを求め、靖は年上の女性から誘惑されたあげく脅迫され、大好きな彼女は過去を隠したまま1年以上キスどまり。
なんだかもうすべての話が古い。興味を引く出来事もなく、気持ちのいい解決もない。
暗く重い空気を纏うのはいつものことだが、余韻もない。
生きていたのは最後の父親くらい。
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読書と編み物の記録