2018年07月26日 読了
将軍家より下賜された茜の茶碗が盗まれた。それを取り戻すため、藩命により浪人となった小宮山は、盗賊の用心棒となった。
しかし藩からの理不尽な要求と扱いに、小宮山は次第に心を削り取られていくような気持になっていた。
自らの身を落としてでも藩命を遂げようとする小宮山と、仲間とは言え悪事を生業とする盗人たちは、どんな縁を結んでいくのか。
エライ人たちと庶民との差、そして人となりの差をくっきりと分けていて解り易く、そしてスッキリ解決もする。
すらすら読めるし終わりも良いけど、強い印象は残らない。
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