2016年04月01日 読了
身勝手な夫、その夫に殺されたも同然な両親。そして、正月を一緒に過ごした娘は数日後に自殺してしまった。
一人になった私・晶子は、娘の死の真相が知りたいと探偵を雇う。
身元を隠し、娘と交際していたというRのバイト先へ晶子もバイトとしてもぐりこむ。
そしてRの身辺を探り、また人柄を知るにつれ、法ではさばいてくれないRの素行に憤りを募らせる。
正攻法ではどうすることもできない悪を前に、晶子は追い詰められていく。
こうなるしかなかったという結末で、何とも言えない後味。でも不愉快ではない。
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