2018年10月23日 読了
平林貴子と名乗る女が、興信所をはしごしては変わった依頼をしていく。
それぞれの興信所で解った事実が何を意味するのか。
それがわかるのは平林貴子だけだと思っていた。
すべての依頼内容がわかっているから繋がって来る出来事。
でも一つしか知らない者たちにはわけがわからない出来事。
どんどん疑問が増え、興味も増えるが、作者らしい読みやすさでサクサク進む。
でも最後は、どんな探偵でもわからないだろう。
だって伏線がなかったから。予想できるわけがない。
意外性があってずるいと言うのとは違う。
こじつけにすら思える狡さで興醒めした。
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