2010年10月02日 読了
第54回江戸川乱歩賞受賞作
ドクターヘリの操縦士・槇村は、偶然出くわしたヘリ墜落事故で、かつての同僚を救出した。
その同僚が病院から姿を消したことで、救出の際に感じた墜落の疑問から思考がはずせなくなる。
追うほどにわかってくる昔の知り合いと真実。
江戸川乱歩賞を受賞したわりには酷評が見えるが、私はおもしろく読めた。くどい描写もあったし人物の動きがつかみにくいシーンもあったりした。
しかし、視点の変更を書体を変えることにより、こちらも気持ちの切り替えがすんなりできた。
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