2009年09月15日 読了
流行りのアラサー、30前後。
そんな娘たち5人の、なんだか散々な恋愛物語。
あけっぴろげすぎて下品な所がまっさきに目立つので、不愉快に思うけれど、だんだんそんなこと言ってられなくなってくる。
あまりにもリアルで、たぶんどんな恋愛もどれかに当てはまるんじゃないかと思えるほど。
救いがないのかと思うような彼女らが、「どことなく挫けない強さを誰かからもらえるから」、みたいな曖昧な励ましで乗り切り、最後には「何も残ってないけど何かやらなきゃ」と思える。
ざくざく読め、不思議と共感もし、根拠のないやる気が出てきた。
おもしろいパワーのある本。
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