2012年09月30日 読了
和食器とコーヒー豆の店「小蔵屋」を営むお草さんの店は、無料で出すコーヒーを目当てにご近所さんが集う。
そこで耳にする不穏な話が気になり、そのあたりの様子をうかがいに毎日あたりを散歩する。やがて見えてくる虐待。
数えで76歳のおばあちゃんが話す一言一言が、何かしら心に響く。
これまでの人生でどれほどのことがあったのかと思うほど辛い言葉もあるけど、力のこもったセリフなので苦しくはない。
自分もお草さんの年になったとき、こんな年の取り方をしていればいいなぁと思う。
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