2013年09月16日 読了
今年26歳になる娘が、結婚を考えているらしいと気づいた。
なんとそれは昔住んでいたマンションのお隣さん。つまり娘の幼馴染だった。
昔のお隣さんなら、家族全員よく知っている。普通であればそれなりに嬉しいもの。
しかし父親である孝彦は一抹の不安を抱えていた。
大きな問題というわけではないけど、少しづつ積もる苦痛。
なんとなく癪に障るという、男にはわかりにくいだろう性質が、とてもよく描かれていて少しぞっとした。
それでも、人の意見に惑わされず流されず、違った角度から見ている他人ではなく自分の方向から見てちゃんと判断することで、自信と余裕を持つことができるんだなぁと思えた。
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