いつもが消えた日


2015年03月25日 読了
 もと芸者で粋なお蔦さんと一緒に暮らす中学生の滝本望。
ある日、友人たちと望の家で食事をして送り出した後、友人の後輩・有斗が血相を変えて助けを求めてきた。

 人生の大先輩であり、肝の据わった思慮深い祖母との生活で満たされていた望が、突然とんでもないことに出くわす。地域みんなで心配し、力を貸し、取り戻すまでの様子は、小路幸也の小説に似ている。
お蔦さんのキャラクターが軸であるはずなのだが、ちょっと存在感が弱い。

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