2009年08月24日 読了
21歳の大学生・聖が、元大物国会議員・大堂剛の事務所に事務員として勤めている。
引退したとはいえ、その事務所には大勢の弟子たちから様々な「問題」がもちこまれてくる。
わかってみれば「なぁんだ」と思うような小さな事件だけど、ほっておけばややこしい問題にもなりかねないようなことを、聖は面倒くさがりつつも解決していく。
種明かしは推測もさせないで最後までとっておくのはこの作者のいつもの手。
主人公は聖なのに、大堂剛でいる気分にさせられた。爽快。
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読書と編み物の記録