2010年06月23日 読了
ボリスのお話「冬の剣」に続く第2部。
ジョシュアは、アルニム家の2,3代に一人生まれる『デモニック』。その孤独な少年は、マキシミンという友ができ、生きる実感を感じるようになる。
今までの出来事がすべて頭の中にあり、忘れることのできない天才であるジョシュアの、凡人にはわからない言動がおもしろい。
そして、あまり好きではなかったマキシミンは、この1巻だけですっかり見直すこととなった。
「冬の剣」よりも時間を忘れる。このシリーズの、本の厚さと紙の質感が好き。
ゆっくりと時間をかけて読書をしているという心の余裕が持てる感じで、一文字も見逃したくない気分にさせてくれる。
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