張り込み姫 君たちに明日はない 3


2011年11月27日 読了
 リストラ請負会社で働く真介。
今回もターゲットたちに円満な離職を進める。

 今回は泣かせる設定が多かった?
特に「みんなの力」は珍しい展開のため、ありきたりであり得ない結末になった。
真介の目線でいろんな仕事を見つめるので面白いが、考え込むことも多い。
 相変わらず彼女の前での真介のロクデナシぶりはカッコ悪い。

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人形の部屋


2011年11月26日 読了
 専業主夫となった八駒敬典のところに、つま先の折れたフランス人形が持ち込まれる。
折れたつま先の洞からにじみ出るような秘密を、敬典は「電源のいらない検索サイト」と呼ばれるほどの知識で解き明かす。

 聞きなじみのない言い回しが多く、なにやら専門的な話が出る。
それでも堅苦しくなならい語り口でいろんな物のウンチクが分かる。
 軽い謎解き話だが、話の進め方はやはり少し強引な気がする。『天才たちの値段』と同様。

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借金取りの王子


2011年11月25日 読了
 社員を調査し、面接をしてリストラをする仕事をしている村上真介。毎日、依頼のあった会社の社員に自主退職を勧める。

 前作でリストラした8歳年上の女性と交際中で、仕事中と彼女と居る時のキャラが大きく違っていて面白い。

 今回はタイトルにもなっている「借金取りの王子」が一番印象的だった。

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赤い羊は肉を喰う


2011年11月23日 読了
 八丁堀にある小さなリサーチ会社で働く内田偲は、単調で穏やかな毎日を堪能していた。
 しかしいつからか、街で小さな犯罪が増え始める。

 鉱物シリーズ番外編と言いつつも、彼らはほとんど出てこないのですっかり別物と言ってもいい。
 大きな研究のためにいろんな種をまいた天才の、迷惑な実験。

 最初は女を見れば誘っていた偲だが、最初からとても好印象だった。

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スリーウェイ・ワルツ


2011年11月22日 読了
 16年前の大事故。3国がそれぞれの理由で隠した事実を、誰かが暴こうとしている。

 おなじみの面々が違った角度で見れておもしろい。
鉱物シリーズを読んでいるとさらに深みが増すだろう。
隠された秘密は、まだ明らかに出来ないらしいことも。

  間を開けずに続きを読みたくなるシリーズ。

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夢の中の魚


2011年11月20日 読了
 その日海岸に流れ着いた物は、ただの漂流物ではない、国家機密の破片だった。

 「真の情報収集とは、無自覚な人間から、罪悪感を伴わずに最高の情報を引き出す行為をいうのだ。」祖国のために人生のほとんどを日本で暮らすことを決めた情報屋が言うコトバは、軽薄で重い。
韓国日報の記者の顔を持つ洪が、相棒パクと動くいくつかの話。

 人物関係図が他シリーズと重なり、頭の中で年表を作りながら読む。潔い男たちが魅力的。

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アヒルと鴨のコインロッカー


2011年11月17日 読了
 神様を閉じ込めていれば、悪いことをしてもばれない。
 そう言った女の子の言葉を彼は実行する。

 ほとんどはつまらなかった。
最後の1/5以外は。

 このタイプはどうも集中できない。

丘の上の赤い屋根


2011年11月14日 読了
 ずっと離れて暮らしていた父が亡くなり、東京近郊にある大きな屋敷をうけついだ真希。そこには小さなコミュニティFMがあり、真希はボランティアMCとしてそこで仕事をすることになった。
 
 土地の名士の末裔としてやってきた真希には、わずらわしい問題が次々と巻き起こる。

 真希が最後に自分を顧みる所では、しらじらしいほどの模範回答で白けた。
しかしそれ以外はすらすら読めて、ラジオをゆっくり聞く時間がほしいなぁと思った。

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海遊記―義浄西征伝


2011年11月12日 読了
 天竺を目指し旅を始める義浄の、道連れとなった者たちとの旅行記。
 悟りを目指して突き進む義浄は頑なだけど、滑稽な面もあり、乗せてもらっている舟の乗組員や、追いかける海賊たちとも馴染んでいく。

 千里伝ほど堅くなく、読みやすい。
不思議な出来事も次々と起こる、海の上の西遊記。

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やなりいなり


2011年11月09日 読了
 妖たちが騒ぐ。お気に入りのお菓子を求めて。
今回はレシピがついた短編集。
 
 おなじみのキャラに相変わらずのんきな若だんな。
特別事件が起きなくても、なんとなく安心できるから時々読みたくなるシリーズ。

 でも今回は少し違う雰囲気があった。

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