2011年09月08日 読了
家に帰ると猫がいた。
あぁ、そうかこれは妻だ。
不思議なくらい自然に受け入れてしまう主人公。
彼は特殊な郷の出身だった。
豪快で頼もしい友と猫になった妻。
勤めである事を為す日々がやんわりと語られている。
説明が少ないため、読んでいくうちに少しずつ自然に判るのを待つ。
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読書と編み物の記録
2011年09月08日 読了
家に帰ると猫がいた。
あぁ、そうかこれは妻だ。
不思議なくらい自然に受け入れてしまう主人公。
彼は特殊な郷の出身だった。
豪快で頼もしい友と猫になった妻。
勤めである事を為す日々がやんわりと語られている。
説明が少ないため、読んでいくうちに少しずつ自然に判るのを待つ。
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2011年09月06日 読了
ペット探しが専門じゃない!
とは言うが、来る依頼は猫と犬の捜索。
さらに依頼人が美人ならすぐさま受ける。
逃げたロシアンブルーを追ううち、「ハードボイルド」というにふさわしい事件になるが。
主人公はダメ男、助手は変な少女、スピード感とは程遠い展開。
ゆるい探偵小説でした。
その分二人には愛着が沸くのかもしれない。
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2011年09月03日 読了
地下室から、または蔵から、見つかった古い美術品は果たして本物か。
真贋を問われる短大の教師・佐々木。
なによりも美術コンサルタントの神永の見抜く力が変わっている。
でも流れが不自然でわかりにくい所が多く、余韻も少ない。
キャラクターの個性や気持ちの動きよりも、美術品のウンチクに力が入っているからか。
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2011年09月02日 読了
空港防御システム「ROMES」第二弾。
伝説のテロリストからの予告状。
成島たちはROMESを使って彼らを追う。
ROMESの機能がまた少し明かされる。
成島と犬のハル、そして砂村が、だんだんお互いを信頼していく様子が見れて楽しい。
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2011年08月30日 読了
人里離れた山の頂、大きな洋館の中に、世俗とは関わりを持たない一族がいた。
その洋館では、血ぬられた伝説がある。
暗く長い話。莫大な財産と、血族婚を繰り返す人々は、時に狂う。
キーとなる人物は探偵かと思いきや、最後にさらっと明かす本当の名前と主人公。
とっつきにくいが世界観に深く沈める。
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2011年08月28日 読了
小説家になった女性と、彼女を支えた夫。
二つの物語。
どちらも体を引きちぎられるほどの思いをする。
得意の甘い話とは少し違って、切なくていい話だけど、辛くて二度と見たくないと思ってしまう。
やはりこの人はハッピーエンドがいいな。
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2011年08月27日 読了
関西の都市・浪速で新型インフルエンザが発生した。
浪速市は政府により警戒態勢がひかれる。事実上の経済封鎖である。
地方と中央の大がかりなケンカの話かと思っていたら、白鳥や斑鳩といったおなじみの面々も登場。
なんとなくニヤリとさせられる。
東城大にAiセンターが作られている最中のお話。
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2011年08月25日 読了
カメラを持って公園をめぐる。
家族の写真を撮っていた圭司は、ある日「妻を尾行して写真を撮ってほしい」という依頼をうけてしまう。
天気のいい日は必ず幼い子供を連れて公園へ行くその女性。
レンズ越しに圭司が見つめる景色は、穏やか。
大きな出来事はないけど、普通で大事な人との交流が描かれている。
映画も見てみようかな。
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2011年08月21日 読了
聖アントニウスの生まれ変わりと言われるアントニウス司祭の聖人認定の可否をめぐり、二人はルノア共和国を訪れる。
水の上を歩き、病を癒し、死人を蘇らせる。
そんなアントニウスの行いを見た二人は、ついに奇跡を認める。
奇跡としか言いようのない現象を、どう覆すのかが毎回楽しみになってきていた。
しかし今回はあまり納得のいくものではなかった。
少しも科学的な検証が出来ず、ただ都合良く終わらせた後半ががっかりさせられる。
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2011年08月18日 読了
平賀・ロベルトコンビの奇跡調査も3回目。
『まだらの道化師』という薄気味悪い伝説が残る地域へと出向いた二人。
今回は命がけ。
二人の、お互いへの信頼が羨ましいほど。
科学的な現象や思い込みといったことも、キリスト教では奇跡となって人々からは信仰の対象とされる。
二人の過去も思いも、そこから生まれる言動も、優しい余韻しか残さない。
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