2012年01月03日 読了
宮内庁管理部大膳課で昭和天皇の食事を担当した著者の、18年間の記録。
料理人として修業を始め、縁あって宮内庁に雇われた彼が、普通では決して見ることのできない皇室の食事事情を覗かせてくれる。
ジャムのサンドイッチが好きだったり、私たちから見ると不思議なルールだったり、昭和天皇の人柄も覗き見れて、なかなかに面白い本でした。
鶏の頭を落とす際に、意地悪な先輩が誤ったふりをして渡辺さんの指をすとんと切り落としたという話が衝撃的だった。
それほどのイジメがあるところでさえ、料理への熱意があれば耐えていけるものなのか。
私は、無理だな。。。
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