2011年05月22日 読了
元SPで、今は警察を辞めバーで働く安奈のところに、守ってほしいという依頼が来た。
断る機会を逃したままとりあえず話を聞く安奈。
警護対象は天才チェスプレイヤーのアンディ。
敵はなんとアメリカ合衆国大統領??
安奈の警護とアンディの生い立ちとが交互に語られる。
どうしても近頃人気のフジテレビのドラマ「SP」と比べてしまい、インパクトが弱い。
「ジョーカー・ゲーム」のような余韻もないが、最後はハッピーエンドなので読後感は良い。
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読書と編み物の記録
2011年05月22日 読了
元SPで、今は警察を辞めバーで働く安奈のところに、守ってほしいという依頼が来た。
断る機会を逃したままとりあえず話を聞く安奈。
警護対象は天才チェスプレイヤーのアンディ。
敵はなんとアメリカ合衆国大統領??
安奈の警護とアンディの生い立ちとが交互に語られる。
どうしても近頃人気のフジテレビのドラマ「SP」と比べてしまい、インパクトが弱い。
「ジョーカー・ゲーム」のような余韻もないが、最後はハッピーエンドなので読後感は良い。
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2011年05月21日 読了
誰とも友達になるつもりはない、と宣言した転校生。
その少女がなぜか気になる主人公・双葉絆。
他人の心を感じる力があるという転校生と絆の交流はどんどん広がる。やがて知らされる秘密は、未来の技術。
ライトノベルなら何ら不思議はない設定だけど、ここまで飛ぶと共感しづらい。
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2011年05月19日 読了
父が亡くなり、大学進学をあきらめた西島京志に、
経営しているホテルを手伝うことを条件に父の知人が費用を出してくれることになった。
そこは小さなビジネスホテルだが、なぜか近隣の駆け込み寺となっていた。
それらを解決すべく、姿を現さないオーナーから西島京志に指令が飛ぶ。
ただの弱気な田舎者かと思ったら、きっちり冷静に周りをまとめる西島京志。
ガサツだけどなんだか可愛い雰囲気のある話。
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2011年05月16日 読了
最後の対峙。
再びやってきた「新人類委員会」は、さらに大きな武器を手にやってきた。
前回よりも装備を充実させたハリアー?に乗って。
しかし真田は、特殊防諜班の任を解かれ、全ての権限を失っていた。
「ちょっとマニアックで壮大な危機を、どこへ行ってもアウトローな真田が突然持たされた力をまとい立ち向かう」というわかりやすい設定の話が、やっと完結編。
でもこんなヒーローが出てくる話より、昔の「蓬莱」や「イコン」や「海に消えた神々」のような長編のほうがずっと心に残る。
またそんなものを書いてほしい。
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2011年05月15日 読了
戦いが、はじまる。
“失われた十支族”の末裔、芳賀舎念が予知した危機を避けるべく、真田は再度「任務」を受ける。
今回はハリアーという特殊な戦闘機が主役。
真田やザミルと共に闘う自衛隊の活躍もカッコイイ。
映画化したらかなり見応えありそうだ。
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2011年05月12日 読了
チャールズ・ダーウィン。進化論。ビーグル号。
その功績は大きい。
そしてそのダーウィンが、探偵をしている。
ただの冒険史かと思っていたら、まずダーウィンの人柄に興味が沸いた。
その後不思議な事件へとつながるのだが、私には探偵役に落ち付いてしまったダーウィンが何だか物足りなかった。
ワトソン役といえる画家のアール氏による回顧録風に書かれているため、ダーウィンの存在がより身近に感じた。
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2011年05月08日 読了
世界で初めてコールドスリープを経験した少年。
その眠りを傍らで見守り続けた女性。
一昔前の、SFの世界の話だったコールドスリープが、
海堂尊が描くと本当にある技術のように感じる。
全てが地下で行われ(実質的にも政治的にも)、静かに終息した感じがあるが、最後の「本当の笑顔の写真」のおかげで読後感は暗くない。
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2011年05月07日 読了
儲ける気のあまりないコンビニ店長と、店にやってくる人たちのお話。
何か大きな出来事を経験し、その喧騒が過ぎたあとの静かな時間を描く様子は「珈琲屋の人々」に通じるところがある。
それぞれの話は切なかったり力があったりでおもしろい。
しかし、体の繋がりに関する女性の意見の描写がやたらと下品で違和感がある。
極論過ぎて、作者はこんな考えを持っているのかと思うとあまり近づきたくはない。
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2011年05月06日 読了
ホルモー第2段。
前作はホルモーの闘いそのものだったが、今作はその周囲に集う人々の恋模様を描く。
前作のようなばかばかしいほどの大騒ぎを演じる人たちが、どんな風にホルモーに関わっているのかを描いている。
突拍子もない設定は前作で慣れているので入りやすいかと思っていたら、こちらはさほどでもなくすんなり読めた。
それにしても、鼻の形が理想そのものだったから恋をしたり、もう一人は額だったり、この作者はやっぱりなにかが違っていておかしい。
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2011年05月03日 読了
小学生4年生、幼馴染の3人は、魔法使いになるために毎日練習をしている。
子供のころ信じていたおまじない。
成長するにつれて、次第に心を閉ざすようになる主人公は、その頃のおまじないに囚われたままのよう。
嫌な予感は最初からあったけれど、無邪気な頃から素直に成長する友人との明暗がくっきりと出ていて痛々しい。
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