2011年05月02日 読了
事情により仕事を辞め、引きこもり気味だった主人公が調査事務所を立ち上げた。仕事内容はただ一つ「犬探し」。
そのはずだったのに、舞い込んだ依頼は人探しと古文書解読。
押しかけ部下となったハンペーとそれぞれ勝手に調査していたはずが、いずれ交差しやがて事件に。
やる気のない主人公とやたら軽いハンペー。
少しずつ深刻味を増していく調査。
うっかり浅瀬から足を踏み外したような深みへのはまり方が楽しかった。
タイトルが、そのまま主人公の性格っぽい。
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読書と編み物の記録
2011年05月02日 読了
事情により仕事を辞め、引きこもり気味だった主人公が調査事務所を立ち上げた。仕事内容はただ一つ「犬探し」。
そのはずだったのに、舞い込んだ依頼は人探しと古文書解読。
押しかけ部下となったハンペーとそれぞれ勝手に調査していたはずが、いずれ交差しやがて事件に。
やる気のない主人公とやたら軽いハンペー。
少しずつ深刻味を増していく調査。
うっかり浅瀬から足を踏み外したような深みへのはまり方が楽しかった。
タイトルが、そのまま主人公の性格っぽい。
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2011年04月30日 読了
人ごみの中、和弓に射抜かれ死んだ男。
たまたま目撃したために巻き込まれる少女漫画家とその編集者。
「田舎の刑事」シリーズと同じように、サドの編集者とヘナチョコの漫画家先生のやりとりが楽しい。
キャラがよく生きているので、少しづつ謎が解けていくのはそれなりに爽快で、最後は意外な人物が犯人、とそれなりに定石。
だが、最後の意外性がいまいち後味がよくなかった。
そのせいで続きがありそうな余韻も興味が半減する。
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2011年04月30日 読了
本屋大賞になった。テレビCMまでやっている。
でも正直言ってとてもがっかり。
お嬢様と毒舌執事のやりとりをあれだけ宣伝している割には1つの話に1回切りだったり、謎を解くというよりコジツケで、その謎も無理やり謎にしたような、どこか納得のいかない物が残る。
これが本当にいろんな本を読んできた本屋の人が選んだ本??
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2011年04月29日 読了
ハンバーガーショップで働く主人公・草野が、くたびれ果てて自宅へ戻る途中、ひき逃げ事故を目撃した。
そしてそれから、被害者の幽霊に付きまとわれることになる。
のっけから暗くて悲惨で憂鬱な気分になったけど、やたら明るい幽霊のおかげで徐々に持ち直す。
タイトルの意味も表紙の意味もわからないし、幽霊に憑かれた人の話でありふれてるなと飽きてきた頃から、ちょっといい話が飛び出してきた。
最後は幸福で満足な気分で終わるので、おいしいご飯が食べたくなる。
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2011年04月28日 読了
新たに設立された秘密諜報組織“風機関”
だが帝国陸軍に諜報機関は、すでに存在していた。
結城中佐率いる“D機関”と競わせ、どちらかを消す。
そんなシナリオで遣わされた風戸は、“D機関”を出し抜くべく、
様々な手を打つ。
“D機関”の続編というから、また同じ流れかと思っていたら、
全く逆の視点で“D機関”を観ることになった。
続編で失望するものは多いが、これは新鮮だった。
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2011年04月24日 読了
せっかくなった医者を辞め、インターポールに就職が決まった主人公が、研修で日本に帰ってきた。
その時出会う、初恋の女の子。
しかしその子は、死んだはずだった。。。
全ては後遺症のように、みんなの中に残っている事件。
読むほどに、「このストーリー、知っている気がする」と感じていた。初めてなはずなのに。
調べてみるとドラマになっていた。もしかしてそれを観たのかもしれない。全く記憶にないけれど。
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2011年04月23日 読了
黒川鈴木刑事が、部下の無能ぶりに卒倒して入院。
そして病院での妙な窃盗事件に首を突っ込む。
黒川とそれぞれ他の人たちとのやりとりが前にも増してコミカル。
時々情けなくて、涙をうかべながら耐える黒川刑事がかわいいが、それでも事件は凛々しく解決してしまう。
妻の穏やかな意地悪も凄みを増し、もう脇役などではなくなっている。
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2011年04月18日 読了
私は、魔法使いになりたい。
そう言う彼女は毎日、憂鬱そうに唇を惹き結んで、ほとんど笑わず、自分からはめったに話そうとしない。
彼女に一目ぼれした主人公が、なんとか仲良くなりたいと日々話しかける様子はほほえましい。
彼女が解き、そして持っている悩みや謎は、まさに「灰かぶり姫」のシンデレラ。
その分少女趣味的で底が浅い部分もあったけど、学園ものなら充分か。
シンデレラの方が有名だけど、私は子供のころからサンドリヨンが好きだったのでタイトルで選んだ本。
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2011年04月16日 読了
桜宮のシンボル「でんでん虫」では、人が死にすぎる。
終末医療、寺、火葬場と、死の一連の作業をすべて備えたその病院で一族が行っていた、人の「死」に対する最先端医療。
赤い薔薇を受け取り、螺鈿に縁取られた部屋で眠る。
夢と現を行き来するような、あやふやな現実を作り上げた。
似たような話をどこかで読んだが、やはり必ず破滅を迎える。
今の日本ではそれが常識なのか。
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2011年04月12日 読了
最初から最後まで不快感とともにあり、読むのが億劫になる。
読み進むのが苦痛。
話題になっていた本の割にはさっぱりおもしろくない。
嫌悪感が続く本でも夢中になれるものはあるのに。
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