2013年09月18日 読了
劇団員の夏帆は、様々な不安と悩みをかかえつつも、夢をかなえるためにバイトとして地図の調査員をしていた。
その仕事で出かけた地区で、小学校の同級生と再会する。
調査員としての仕事として建物の名前や表札を記録していただけなのだが、そこから思わぬ事件へとつながる。
すべてがちょっとした愚痴と悪口であふれていて、読んでいて気分のいいものではない。しかもテンポ良く進むというわけでもないので読後感もいまいち。
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読書と手芸の記録
2013年09月18日 読了
劇団員の夏帆は、様々な不安と悩みをかかえつつも、夢をかなえるためにバイトとして地図の調査員をしていた。
その仕事で出かけた地区で、小学校の同級生と再会する。
調査員としての仕事として建物の名前や表札を記録していただけなのだが、そこから思わぬ事件へとつながる。
すべてがちょっとした愚痴と悪口であふれていて、読んでいて気分のいいものではない。しかもテンポ良く進むというわけでもないので読後感もいまいち。
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2013年09月05日 読了
自分をシャーロックと思い込んだ東洋人・ナツメ。
彼はワトソンと共にいかさま霊媒師の降霊会に参加する。
ホームズとして振る舞うナツメの推理は当然あたっているはずもないが、滑稽なその姿にワトソンは付き合うことにする。
事件を解くというより謎をややこしくしているナツメの様子は筋もとおってないのに最後には解決してしまう。
でもこの人のパロディはあまり上手いとは言えない。
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2013年08月08日 読了
初めて死体を見て気絶した新人の警察官・梅津康晴は、キゼツという渾名を付けられた。
彼は非番の日に街に出て不審者を探す。
そんな熱心さが裏目に出て、康晴はあるグループに囚われてしまった。
刑事vs刑事。
悪い奴はどこにでもいる。警察にだっている。
流れがわかりにくく、最後までまとまりがない。
ススキノシリーズとは大違い。
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2013年06月01日 読了
いろんな事情を持った、子供たちが集まるところ。
一昔前は孤児院と呼ばれていた海辺の養護施設・愛生園で、子供たちは何を思っているのか。
救いがなくて、暗い気持ちになる。
子供たち自身は淡々と語るが、だからといっておもしろくもないし心に残るような話でもない。
ひたすらつまらなかった。
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2013年04月25日 読了
市役所の戸籍係の女に一目ぼれした梶原。
同じように、少し見かけただけの彼女が気になってしょうがなくなった3人の男たち。
いつも同じような地味な服に、化粧っけもなく、なにも欲しがらない、おかしな女。
接点のなさそうな男たちが、恭子というその女と関わって行くうちに起こす、自分とはまったく違う立場の者との邂逅。
この人は、「君たちに明日はない」シリーズ以外はどれも似ている。
どこか暗くて、じっとそこにいるだけのような話。盛り上がりも感動も特にない。
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2013年03月28日 読了
人と違った見かけのせいで、家にこもり、誰とも会わずに過ごしてきた鈴木誠は、ある日1人の女性と出会う。
人と接することを避けてきた誠の人生にふと現れたその女性に心を奪われた誠が贈った、人生をかけた愛。
人とのコミュニケーションを知らない誠がしたことは、悪質なストーカー行為となった。
最後まで薄気味の悪い話で、しかもインタビュー形式のために視点が次々と代わり、同じ事を複数の人物が語るためぐどい。
最後は鮮やかというよりも、なんとでもなるような落ち。
だらだらと長かった割にはつまらなかった。
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2013年03月09日 読了
あちこちの雑誌や新聞に書いていたコラムを集めたエッセイ集。
一つ一つが短めで、ちょっとした空き時間にも気兼ねなく読める。
しかし、自分のことを「私」と言ったり「俺」と言ったり、いちいちまとまりがないので、三浦しをんという人の人物像が一貫しないためすごくわかりにくい。
エッセイに共感できるかどうかは、小説に共感できる率より確実に少ない。
私にとってはほとんど素通りだった。
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2013年01月05日 読了
有機化合物の合成ルートが、その構造式をみたとたんに最適な状態で頭に浮かぶという特殊な能力を持った大学院生の藤村。
ところがその能力が、恋に落ちた瞬間に失われてしまう。
それを取り戻したいという依頼者の願いをかなえるために、死神みたいな美少女が現れ。。。
もうこれ以上ないほどのラノベ・ラブコメ。
本人たちが幸せになれば残されたほうはもうどうなってもいいよという勝手すぎる結末はお伽話の王道で。童話。
第9回『このミステリーがすごい! 』大賞優秀賞作。
本当に受賞作品?子供用絵本のよう。
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2012年12月18日 読了
弟に、「しばらく家を空けるから飼っているヘビの面倒を見てほしい」と頼まれる。
弟と同居していたミキの家で一緒に住むことになった俺は、ヘビが大嫌いなのでなんとか逃げようとする。
2時間もかからず読める。
この類は私には合わない。
とんでもなくつまらなかったし、読み終わっても少しも残らなかった。
ストーリーを思い出そうとすると、ひとつ前に読んだものが出てきた。
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2012年11月07日 読了
裁判員制度によって偶然選ばれた主人公は、ある殺人事件の裁判に出向くことに。
動機もあり、目撃者もいる。すぐに終わると思っていたのに、事件の関係者が接触してきた。
このネタは多い。だけどちっともおもしろくない。
これもやはりがっかりしただけだった。
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