ラスト・コード


2014年02月06日 読了
 ある研究者が殺され、たった一人の家族である娘がアメリカから帰国した。
その少女を迎えに行った筒井は、その時からありこちから襲われ、監視される羽目になる。

 最後まで、なんだかがっかりするばかりだった。

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カクメイ


2014年02月01日 読了
 生放送の番組中、芸人がスポンサーを中傷した。
そんなことがいくつか続き、今度は視聴率が一定を超えたら人を殺すという脅迫状が届く。

 人の笑顔をなくすカクメイをおこす。
ある集いで出会った二人の少年が始めたカクメイ。
「あぽやん」とは全く違った雰囲気だけど、なんともいえない嫌悪感がずっと続く。
最後はどう決着をつけるのかと期待したが、最後まで違和感と嫌悪感が残るだけだった。
2人の起こしたこともなんの意味もなく、子供っぽい。

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名探偵の証明


2013年12月19日 読了
 かつて名探偵と言われた男が、体も思考も衰えて荒んだ生活をしていた。
そこへ、相棒だった元刑事が、アイドル探偵として人気のある若手の探偵と一緒に再起をかけたネタを持ち込む。

 第23回鮎川哲也賞受賞作。
わりとすんなり選ばれた作品のようだけど、どうも起こる事件のすべてがチャチ。
それくらいのことで感銘をうけた?そんなことで犯人が自白する?
すべてがちょっとづつ的外れなのに大げさで、しらけてしまう。
おかしな構成のせいで、そもそも流れに乗れない。

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猫桃神話


2013年11月17日 読了
様々な国や宗教の神話を混ぜ込みながら、主人公の桃が自分の資質に気付くまでを描く。

 全く入り込めない。奇妙すぎて嫌悪感だけが広がる。

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イノセントブルー 記憶の旅人


2013年09月24日 読了
 同じ夢を見続ける少年。これはきっと前世の記憶だと確信し、その夢に出てくる愛する女性を探し始める。
 そして海の見えるペンションには、今まで全く知り合うこともなかった人たちが集まる。

 前世の記憶に振り回される人々。
最後までそれだけ。なにがおもしろいのか少しもわからない。
言葉に説得力もないのでファンタジーとしても成り立たない。

宗教的な観念がない私は前世とか輪廻転生とか因果応報には少しも惹かれない。

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視線


2013年09月18日 読了
 劇団員の夏帆は、様々な不安と悩みをかかえつつも、夢をかなえるためにバイトとして地図の調査員をしていた。
 その仕事で出かけた地区で、小学校の同級生と再会する。

 調査員としての仕事として建物の名前や表札を記録していただけなのだが、そこから思わぬ事件へとつながる。

 すべてがちょっとした愚痴と悪口であふれていて、読んでいて気分のいいものではない。しかもテンポ良く進むというわけでもないので読後感もいまいち。

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吾輩はシャーロック・ホームズである


2013年09月05日 読了
 自分をシャーロックと思い込んだ東洋人・ナツメ。
彼はワトソンと共にいかさま霊媒師の降霊会に参加する。

 ホームズとして振る舞うナツメの推理は当然あたっているはずもないが、滑稽なその姿にワトソンは付き合うことにする。
事件を解くというより謎をややこしくしているナツメの様子は筋もとおってないのに最後には解決してしまう。

 でもこの人のパロディはあまり上手いとは言えない。

札幌方面中央警察署南支署―誉れあれ


2013年08月08日 読了
 初めて死体を見て気絶した新人の警察官・梅津康晴は、キゼツという渾名を付けられた。
彼は非番の日に街に出て不審者を探す。
そんな熱心さが裏目に出て、康晴はあるグループに囚われてしまった。

 刑事vs刑事。
悪い奴はどこにでもいる。警察にだっている。

 流れがわかりにくく、最後までまとまりがない。
ススキノシリーズとは大違い。

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神様のみなしご


2013年06月01日 読了
 いろんな事情を持った、子供たちが集まるところ。
一昔前は孤児院と呼ばれていた海辺の養護施設・愛生園で、子供たちは何を思っているのか。

 救いがなくて、暗い気持ちになる。
子供たち自身は淡々と語るが、だからといっておもしろくもないし心に残るような話でもない。
ひたすらつまらなかった。

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神様のみなしご [ 川島誠 ]
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月は怒らない


2013年04月25日 読了
 市役所の戸籍係の女に一目ぼれした梶原。
同じように、少し見かけただけの彼女が気になってしょうがなくなった3人の男たち。
いつも同じような地味な服に、化粧っけもなく、なにも欲しがらない、おかしな女。

 接点のなさそうな男たちが、恭子というその女と関わって行くうちに起こす、自分とはまったく違う立場の者との邂逅。

 この人は、「君たちに明日はない」シリーズ以外はどれも似ている。
どこか暗くて、じっとそこにいるだけのような話。盛り上がりも感動も特にない。

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月は怒らない [ 垣根涼介 ]
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