2010年11月30日 読了
あたし、大西葵13歳。中2。
この1年で、二人殺した。
なぜ今まで読んでなかったのか不思議でしょうがない。
それほど名の知れた作品。
でも私は元ネタと言われている『女には向かない職業』も読んでない。
さらに一番気になっていたのは『スパルタの狐』のクダリ。
それを見たいがためだけに今更だけど手に取った本だった。
内容はライトノベル並みに軽くて楽。やっぱり元ネタが読みたいなぁ。
でもって『スパルタの狐』の話ももっと知りたい。
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読書と編み物の記録
2010年11月30日 読了
あたし、大西葵13歳。中2。
この1年で、二人殺した。
なぜ今まで読んでなかったのか不思議でしょうがない。
それほど名の知れた作品。
でも私は元ネタと言われている『女には向かない職業』も読んでない。
さらに一番気になっていたのは『スパルタの狐』のクダリ。
それを見たいがためだけに今更だけど手に取った本だった。
内容はライトノベル並みに軽くて楽。やっぱり元ネタが読みたいなぁ。
でもって『スパルタの狐』の話ももっと知りたい。
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2010年11月07日 読了
旅行会社の企画課にいた遠藤は、閑職といわれる成田空港支所に飛ばされてきた。出世コースから外れたと思ってむくれる遠藤。
空港の仕事、本社との連携、カウンターの女の子たち。トラブルごとにわかってくること。
大きな事件はないから、突飛だったり奇抜だったりする解決法も出てこないけど、日々の仕事ってこんなんだよなーって思ってうんざりできるくらいに面白い。
そして「あぽやん」・・・。
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2010年10月27日 読了
ある大企業の研究員・木島が、社長と間違われて誘拐される。
連れて行かれた山中の古い家の中で芽生える一体感。
事件であり、重い罪なのだが、どこか浮遊感が漂う。
中頃で出てくる誘拐犯と木島との一時の癒し「ファイアー・フライ」が、さらに幻想的な余韻を残す。
最終的に行きつくところは妥当といえるのかもしれないが、すっきりと気持ちの整理ができたのは主人公の木島だけ。
読んでいるこちらはどこか納得いかなかった。
読者が男性ならまた違った感想があるのかもしれない。
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2010年10月25日 読了
武士の家に生まれながらも、大砲や銃を習い、新しい世の足音を聞いた一人の娘。
少しも女らしくない自分にうんざりしながら、なぜ女の道は一つしかないのかと疑問に思う八重が、幕末の会津藩で銃を持つ姿を描く。
西洋史に深く、フランスやナポレオンの話を多く出してきた作者が、日本の歴史を?
不思議な気持ちで手に取ったはいいものの、人物の活かし方がちょっと物足りなく感じる。まだ馴染んでいない?
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2010年10月05日 読了
安積係長の元に、新人が配属された。
それはすらりとした美人の水野。
新しい人材を加えた安積班は、それでも相変わらず淡々と事件を解決していく。
水野の加入はドラマの影響??
今までの安積班に、ドラマのためだけに女が加わっているのは嫌悪感が先に立ち、あまりいいイメージではなかったが、こうやって正式にメンバーとなると少しずつ馴染んでくる。
まだ仲間になりきれていない部分から順に描かれているためか。
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2010年10月02日 読了
第54回江戸川乱歩賞受賞作
ドクターヘリの操縦士・槇村は、偶然出くわしたヘリ墜落事故で、かつての同僚を救出した。
その同僚が病院から姿を消したことで、救出の際に感じた墜落の疑問から思考がはずせなくなる。
追うほどにわかってくる昔の知り合いと真実。
江戸川乱歩賞を受賞したわりには酷評が見えるが、私はおもしろく読めた。くどい描写もあったし人物の動きがつかみにくいシーンもあったりした。
しかし、視点の変更を書体を変えることにより、こちらも気持ちの切り替えがすんなりできた。
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2010年09月26日 読了
山梨で院内感染が発生した。
すぐさま隔離処置される病院。明らかになった致死率はほぼ100%。
そんな中、奇跡的に意識を回復した3人に、不思議な事が起こりまじめる。
バイオハザードパニック。夢人の名があらわすように、長い長い夢に誘いこまれる。
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2010年09月11日 読了
沖縄で生まれ育った主人公・莉子は、壊滅的に勉強のできない子だった。
なんの根拠もなく東京に出、そこで出会った大人のところでやがて才能を開花する。
ある日精巧に作られた偽札がばらまかれた。当然のようにインフレになり、日本経済は崩壊する。
その発端に出くわした莉子は、なんとしても原因を解き明かそうと・・・。
とびぬけた知識と観察。
作者のもつもう一つのシリーズ「千里眼」と同じ素質を持った主人公。
流れはやはり同じ。最後には莉子の言葉で霧が晴れる。
登場人物に愛着が持てれば長く読めるシリーズになるか。
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2010年09月09日 読了
不良少年が担任につれてこられたところは落語の師匠のところだった。
大酒飲みで借金だらけのその師匠に、なぜか弟子入りを許された竜二。そこで師匠や兄弟子にいじめられながらもなぜだか素直に言うことを聞き、理不尽ないい付けにも従う。
いつの間にか気に入っていた落語の世界で、様々起こるわけのわからんことを竜二が解く。
それは不思議と落語の中の話とリンクする。
きつい方言もさらりと読める。やりたいほうだいの権力者と新人という、普通の設定がとてもわかりやすい。
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2010年08月28日 読了
目の前で母を、腕の中で妹を失った。
空襲により地獄と化した仙台で、途方に暮れる主人公が生きる様を描く。
決して前向きな方ではなく、ただ生真面目なだけの主人公だが、少しずつ何かを覚悟して生きる様子は切実。
でも最後の打ち入りはなんだか2時間ドラマの強引な収束と似ていて無茶がすぎた感がある。
その点を除けば途切れなく興味をそそる文体で、最後まで一気に読めた。
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