2018年03月24日 読了
異常な事件を専門に扱う探偵、「宇宙船」。
彼女は常に頭巾をかぶり、頭の中に流れ込んでくる雑多な声から身を守っている。
そんな中、小児性愛者の女性「苺さん」が自殺する。
自殺を疑う同じ趣向を持った「お嬢さん」は、宇宙船に捜査を頼むが。
奇怪なことが淡々と、空々しく描かれている。
探偵自身も、その部下も、周りの連中も、おかしな言動で周囲を煙に巻き、うんざりしながらも慣れてきた頃に解決する。
結局何だったんだと思わせることが目的?
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読書と手芸の記録
2018年03月24日 読了
異常な事件を専門に扱う探偵、「宇宙船」。
彼女は常に頭巾をかぶり、頭の中に流れ込んでくる雑多な声から身を守っている。
そんな中、小児性愛者の女性「苺さん」が自殺する。
自殺を疑う同じ趣向を持った「お嬢さん」は、宇宙船に捜査を頼むが。
奇怪なことが淡々と、空々しく描かれている。
探偵自身も、その部下も、周りの連中も、おかしな言動で周囲を煙に巻き、うんざりしながらも慣れてきた頃に解決する。
結局何だったんだと思わせることが目的?
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2018年03月18日 読了
予約がとれないという噂のレストラン「ハライ」
そこに10月31日午後6時に集まっていた客たちの、それぞれの物語。
レストランでの話はなく、そこに集うまでの、人々の都合。
心の中に何かが足りないと感じている人たちの話だけど、なんだかあんまり現実味がないものもあり、薄いイメージしか残らない。
評判の味についてや全体を見渡した様子など、レストランそのものの描写がほぼないので、繋がりもほとんど感じられずタイトル通りにどこか物足りない話だった。
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2017年12月16日 読了
声が魅力的だけど他は地味な千夜は、仕事の帰りに「魔王」と名乗る男に攫われる。
「面白い話をするうちは生かしておいてやる」という魔王に、思いつくまま語るうち、それが現実の世界にも影響をし始める。
表紙のうすら寒い印象そのままの話。
現代の「耳なし芳一」的な話で、解決はするけど救いはない。
「僕僕シリーズ」と同じ作者とは思えないくらい作風が違った。
イヤミスが好きな人向け。
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2017年09月25日 読了
牛乳を配達すえるだけじゃない。
地域に溶け込み、異変を察知したり、毎日変わらず街を見廻る。
牛乳配達の店がメインだと思っていたが、そこからいろいろ広がってなにが軸なのかが曖昧になっている。
細かいエピソードは微笑ましいものもあるが、多すぎて飽きる。
心身共に満ち足りて心に余裕のある人が持てる優しさだけを掬い取って作った、すべてがものすごく都合のいい話でうんざりする。
もっと読みたいものがあったのにと後悔するほどがっかりした。
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2017年07月20日 読了
超能力が国により認められ、資格もある世界で、超能力を研究する者たちが狙われた。
ところがその技術者たちは、ひどい拷問を受けることになっても、ある部分の記憶が抜け落ちていた。消された記憶は何なのか、それを狙うのは何物か。
キャラの個性は強いけど、軽い。
おかげで深刻さもなくコメディとしてサクサク読める。
大きな事件のはずがさらりとあっという間に終わるために、”大戦争”というには物足りなさすぎて肩透かしを食う。
シリーズらしいがこの調子では興味はわかない。
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2017年07月13日 読了
第7回本屋大賞第3位に選ばれた、柴田錬三郎賞受賞作。
押しに弱く、つい自分の意見が言えずに言われるがままされるがままの世之介が、大学進学のために東京に出てきてからの成り行き人生を描く。
どこかのんびり抜けている世之介の、流されっぱなしの毎日が行きつく先。
驚くような出来事もたまにあるのに、世之介はそれすら成り行きまかせ。
それならそれでいいのだが、所々入ってくる時代を超えた登場人物たちの回想や、主語がないからどんなふうにでも想像できる横やりが、もうどうでもいいやという感じの意味のなさ。
さして顔も覚えてないようなご近所さんの話を延々聞かされているようで、
面白くもなんともない、人の話。
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2017年06月12日 読了
海の見える町で生まれ育った主人公のみちるは、高校3年の夏、中学のクラスメイトだった優斗と淡い恋をするが、行き違いの末別れてしまう。
その後、小説家として高校生でデビューしたみちるは優斗と再会し、再び付き合うことになるが。
10代の頃読んでいた少女マンガ作家。
小説はもう少ししっかりしたものかと思っていたらそのまんま少女マンガのノベライズといった感じ。
設定も展開もすべてが浅く軽い。
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2017年03月17日 読了
ニューヨーク市警のブラウンが日本にきたのは、視察のほかにもう一つ目的があった。
古い友人が日本で行方不明になったと聞き、探すためだ。
ところが勝手のわからない日本で、黒人は目立ちすぎる。ひょんなことから知り合った元刑事の濱崎と手を組み、友人の足跡をたどり始めるが。
ブラウンのキャラクターが薄く、ぶれていて一貫しないためにあちこちで違和感が起こる。やっていることもちぐはぐ。濱崎とバディとなるとも書かれているが、二人のやり取りも、とりあえず凸凹コンビとしてやりたいことを突っ込んでみたという感じで脈絡がない。
ハードボイルドのようなものを書いてみたかっただけ?
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2017年03月14日 読了
京都を愛する浪人生・サトルは、『進々堂』という喫茶店で出会った御手洗という人物と仲良くなった。
御手洗は、世界中を旅してきて戻ってきたばかりだという。
彼を尊敬しているサトルは、彼から世界の話を聞く。
サトルの存在意義がわからない。
御手洗が語る話も、知り合いから聞くなら興味もわくが、ただ面白くもないいくつかの出来事を語るだけ。
少しも引き込まれず、興味もわかず、飽き、やめておけばよかったと思っただけ。
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2017年03月08日 読了
小説家の山野辺は、娘を殺されたうえに、犯人から決定的な証拠を送られたのにそれを使えず、さらには犯人の無罪まで確定してしまって絶望していた。
その山野辺のところにやってきた死神の千葉は、1週間の調査の間、山野辺について様々な行動をする。
長い。
小説家の山野辺が誰かとの会話のなかで、「普通に幸せをつかんで終わるような結末では、小説ではとてもつまらないものとなるが、現実では最大の幸福な結末である」といったような内容があったが、まさにその『普通のつまらない小説』であった。
前作のように短編だったほうが良い後味を残せそうな内容を、わざわざあの長さまでしたのは最大につまらないやり方だったと思う。
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