2013年06月26日 読了
ちんぴらとやりあって怪我をした<俺>が入院した病院で、若いころ一緒に暮らした年上の女性と再開した。
懐かしさで胸がいっぱいの<俺>に彼女は、1通の封書を託す。
前作からだいぶん時が流れ、<俺>は45歳になっている。
急に進んだ時間に驚いたが、気性は相変わらず。
今回は藪をつつき過ぎて怪我をしたといった感じで、わけがわからないままあらゆる知人に助けを求める羽目になっている。
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読書と手芸の記録
2013年06月26日 読了
ちんぴらとやりあって怪我をした<俺>が入院した病院で、若いころ一緒に暮らした年上の女性と再開した。
懐かしさで胸がいっぱいの<俺>に彼女は、1通の封書を託す。
前作からだいぶん時が流れ、<俺>は45歳になっている。
急に進んだ時間に驚いたが、気性は相変わらず。
今回は藪をつつき過ぎて怪我をしたといった感じで、わけがわからないままあらゆる知人に助けを求める羽目になっている。
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2013年06月20日 読了
調査員の桜庭のところに、キャッチをしていた女を探してほしいと依頼が入る。
腐れ縁の逃がし屋、幼馴染のヤクザといった風変わりな人脈を持つ桜庭が、人探しの末巻き込まれる騒動。
前作をずっと探していたけど見つからないので、諦めて読み始めた。
でも少しも問題はなかった。
ハードボイルド探偵。
さらりと読める。
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2013年06月18日 読了
久しぶりの短編集。
僕僕たちが旅をしている途中の、ある日の出来事を描く。
雨宿りの合間に遊ぶ双六や、海で術にかかって閉じ込められたこと、仲間の繁殖期。
僕僕の友人たちの話もあって、なにげない毎日の様子がわかる。
大変な面倒事も、命の危険も、大事な問題も、僕僕との別れの予感もない、穏やかな毎日。
最後は少し運命めいた話でしんみりしたけど、変わらない僕僕に安心する。
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2013年06月16日 読了
不慮の事故でパイロット資格を失った1人の航空自衛官が次に赴任した先は、防衛省航空自衛隊航空幕僚監部広報室。
さらに、やりすぎた取材の失敗で記者から異動させられたテレビ局のディレクター。
共に夢を打ち砕かれた者同士が、次の仕事に向ける夢とは。
面白いような、中途半端なような。。。
3.11の地震の話はあえて追加されたものだけど、やっぱり何かを発信している者としては書きたくなる素材なんだろう。
でも受け取るほうは「またこの話か」となる。
ドラマのほうがおもしろい。
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2013年05月29日 読了
いつものバーで飲んでいると、コンドウキョウコという女から妙な依頼の電話がかかってくる。
映画の原作。
おもしろいが、文だけでは分かりにくく、映画を見ていたからわかったことも多い。
前作でも思ったことだけど、このシリーズは登場人物の区別がつきにくい。
さらに、細かい伏線がしだいに繋がるのはサスペンスや探偵小説では見どころなのに、そのきっかけが曖昧すぎる。
違う見かたもできるのに、そのまま進んでいくので納得がいかない。
映画よりもすっきりしない終わり方だった。
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2013年05月19日 読了
お江戸の旗本である高屋彦四郎、通称種彦さんは、あるとき気まぐれに語ったお話が版元の山青堂の目にとまり、本にしないかと持ちかけられる。
そのうちだんだん戯作好きが高じ、自身の首を賭けるもめごとにまで発展してしまう。
話が進むにつれて混沌としてくる。山場というよりは混乱で、始めの1話ほど戯作が盛り上がらない。
途中で進路変更をした感じがするため、すっきりしない進み方だった。
1話ごとの導入部も、ふざけすぎているようで感じが悪い。
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2013年05月17日 読了
かつて力の強い魔法使いが月を引きずり降ろし、凍土の地を人が住めるようにした。
3つあった月のうち2つを使って。
最後の一つを使わないように、その凍った土地に住む獣の王である伝説の鹿サルヴィが自らの命を差し出し、長い約束が交わされる。
きれいで残酷なファンタジー。
サルヴィとの約束を果たすために、優しい王子が生まれる。
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2013年05月07日 読了
ヒューゴー賞とネビュラ賞に輝いた、アシモフの傑作。
地球は、他の宇宙とエネルギーの交換を始める。無害で低コスト、枯渇の心配もないという、理想のエネルギー源。
ところが、これは対等な取引ではなかった。
パラレルワールドでは、生き物も法則も時間軸もなにもかもが、こちら側とは違っている。だからお互いの不必要なものを交換すればそれは必要なものになる。
だけど、そんなうまい話があるはずはない。
おもしろいけれど、私はロボットの話のほうが好き。
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2013年05月01日 読了
江戸、小さな貸物店「出雲屋」を切り盛りする姉弟。
そこでは、生まれて百年を経て『つくもがみ』となった器物たちが好き勝手にしゃべりだす。
貸し出された先で見聞きした面白い話を店先で話し出すつくもがみ。
こちらは決して人とは口を利かないと決めている。
人の縁談や幽霊話、いろいろあってもやっぱりほのぼのとして読みやすい。
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2013年04月20日 読了
「東城大学病院を破壊する」という脅迫状が届く。
AIセンターがやっと設立し、稼働を始めようとする時に。
センター長に任命された田口は、さらにとんでもない役を任されることとなった。
この回は、バチスタシリーズの田口先生が主役。
これで完結というにはあまり盛り上がりもなくなんだか物足りない。
田口先生がいつの間にか「行灯」ではなくなっているけど。
過去の亡霊がいくつも登場して、懐かしさでいっぱいになる。
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