2011年10月02日 読了
東京中央銀行営業第二部次長の半沢は、バブルの頃に入行した。
一筋縄ではいかない取引先の担当を押しつけられて頭を抱える半沢や、出向先でいびられて精神崩壊の兆しを見せる近藤、そして渡真利と、同期が力を集める。
銀行から融資した金の不信な流れ、上からの圧力、不正。
そんな負の事実が少しづつ繋がっていき、やがて弾ける。
男たちの人生と信条をかけた勝負。
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読書と手芸の記録
2011年10月02日 読了
東京中央銀行営業第二部次長の半沢は、バブルの頃に入行した。
一筋縄ではいかない取引先の担当を押しつけられて頭を抱える半沢や、出向先でいびられて精神崩壊の兆しを見せる近藤、そして渡真利と、同期が力を集める。
銀行から融資した金の不信な流れ、上からの圧力、不正。
そんな負の事実が少しづつ繋がっていき、やがて弾ける。
男たちの人生と信条をかけた勝負。
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2011年09月16日 読了
ロシアの血をひいている子爵・麻倉清彬は、親友の身元保証人として、カフェーに呼び出された。
そこには、見た事もない男の死体があった。
皇族や華族の存在意義を問う共産主義が脈動を強めていた昭和初期。
清彬と、華族でありながらあえて軍人になった友人・嘉人、そして嘉人の美しい妹と。
3人の若者の生きる意味と、かなわぬ恋が絡まる。
ジョーカー・ゲームほどではなかったが、狡猾でミステリアスな雰囲気は充分楽しめる。
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2011年09月08日 読了
家に帰ると猫がいた。
あぁ、そうかこれは妻だ。
不思議なくらい自然に受け入れてしまう主人公。
彼は特殊な郷の出身だった。
豪快で頼もしい友と猫になった妻。
勤めである事を為す日々がやんわりと語られている。
説明が少ないため、読んでいくうちに少しずつ自然に判るのを待つ。
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2011年08月25日 読了
カメラを持って公園をめぐる。
家族の写真を撮っていた圭司は、ある日「妻を尾行して写真を撮ってほしい」という依頼をうけてしまう。
天気のいい日は必ず幼い子供を連れて公園へ行くその女性。
レンズ越しに圭司が見つめる景色は、穏やか。
大きな出来事はないけど、普通で大事な人との交流が描かれている。
映画も見てみようかな。
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2011年08月21日 読了
聖アントニウスの生まれ変わりと言われるアントニウス司祭の聖人認定の可否をめぐり、二人はルノア共和国を訪れる。
水の上を歩き、病を癒し、死人を蘇らせる。
そんなアントニウスの行いを見た二人は、ついに奇跡を認める。
奇跡としか言いようのない現象を、どう覆すのかが毎回楽しみになってきていた。
しかし今回はあまり納得のいくものではなかった。
少しも科学的な検証が出来ず、ただ都合良く終わらせた後半ががっかりさせられる。
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2011年08月11日 読了
インターセックス(男女どちらでもない性器官をもっている人たち)。
稀な存在とはいえ、ある確率で偶然生まれてくる彼らは、ほとんどの者は周りには秘め、人知れず苦しんできた。
そんな医療を何とかしようと奮闘する翔子は、贅沢な施設と高度な医療を誇るサンビーチ病院に転勤する。
翔子を美化しすぎなうえ、半分までは何事も起こらずだらだらと進む。
そして後半はやっと動き出したと思ったら、あっけなくありふれた結末で終わる。
テーマはおもしろいけど、ただ長いだけ。
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2011年08月05日 読了
第16回松本清張賞受賞。
8年の刑期を終えて出所した笙子は、その瞬間から盛大な男の子どうしの「遊び」に巻き込まれていた。
加藤実秋に似た語り口。
ただ男に拾われ、薬漬けになり、貢ぎ、捨てられたはずの女のしぶとさが最後に勝つ。
賞をとるほどいいとは言えないが、評判ほど悪くはないと思った。
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2011年08月02日 読了
ストレンジは、二人の女性を助けるために自ら狂気に入る。
わざと闇に取り込まれたストレンジは、師匠であったノレルと共に古の魔術を取り戻した。
もう一人の偉大な人物である「名もなき奴隷」も、やっと活躍。
最後は納得がいった。でもやはり訳されたものは読みづらい。
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2011年07月27日 読了
一つとして同じ形の石はなく、どこを探しても直線がない。
まるで空に浮かぶ宮殿のよう。
ペルシア戦争で荒廃した聖域(アクロポリス)復興を計画した友人に頼まれ、パルテノンを建てた一人の俗業者の、美を追求した末の作品。
民主制を目指した友と、究極の美を目指した男との情熱の物語。
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2011年07月18日 読了
田口・白鳥コンビ再来。
AIセンター設立に向け、またも高階病院長に手の上でころりと転がされた田口。
AIの実権を握るのは司法か医療か。
双方の裏工作が進む中、死体が発見される。
画像診断の場で起こった死を、ここぞとばかりにAIにかける。
白鳥の口ぶりは毎度のごとく、意地の悪さは天下一品。
謎解きなのに爽快というより苦笑いが出てくる。
そしてやっぱり食えないのは高階病院長と藤原さんだった。
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