死と砂時計


2018年03月21日 読了
 国の政策として、死刑囚を集めて収監し、死刑まで行う終末監獄をビジネスにしたジャリーミスタン首長国。
そこに収容されたアラン青年は、老囚シュルツの助手となって、監獄内の事件の捜査に携わることになる。

 脱獄不可能なこの監獄からただ一人逃げ出した囚人を追うために街へ出かけたり、死刑前日に独房に入っていた囚人二人が惨殺されたりと、物騒な話ばかりだけど、鬱々とした雰囲気はなく、最後まで興味が薄れず楽しめた。
最後まで驚きが待っていたが、主義や考え方が違う人の気持ちを推し量るのはとても無理なのだとうすら寒い気持ちになる。
それでもイヤミスではなく、シリーズだったらぜひ読みたいと思えた。

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