逢魔が山


2015年02月16日 読了
 決して豊かとはいえない小さな村に住む子供たちが、雑兵たちに襲われて連れ去られる。そして、もののけが多く棲むという不吉な「逢魔が山」へと入っていき、雑兵と子供たちは、闇の中で方向を見失い、飲み水もなく、恐怖に取り込まれていく。

 山の中で起こること、考え、行動したことがただ描かれているだけなのだが、まるでこちらも闇の中で迷っているような感覚になり、同じところを何度も読み直したりしてしまう。

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