高校事変 XI


 慧修学院高校襲撃事件後、日本で緊急事態庁が発足した。政府の行動力のなさを押し倒して次々と打ち出す政策に、日本は好景気となる。
日本近海に油田も発見されたと思い込まされ、国民は浮かれていた。
そして、ホンジュラスの襲撃からも何とか生き残った結衣は、帰国する。
緊急事態庁を操っていた優莉架祷斗が日本を支配し、破壊しようとする場に向かうため。

 優莉の兄弟がだんだん集まってくる。
戦う相手が兄弟になってきた頃から、規模は大きいが小さい世界の争いとなり、途端につまらなくなってきている。
結衣の母が誰かも明かされるが、ほかのシリーズとの関連がこんなに違和感を出すのは珍しい。
同じように、ほかのシリーズと絡む樋口有介のものは、見つけると嬉しくなる関連だったのに。

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