2018年06月05日 読了
三万石の鈴江藩へ奉公へ上がった呉服商の娘・お糸は、すぐに正室の珠子が人外であることに勘づく。
呑気な殿を蹴落として当主に成り上がろうと目論む先代当主の弟から、執拗に嫌がらせを受ける珠子を守り通せるのか。
早々にうんざりした。
ライトノベルというよりも子供向け。
お糸の気風の良さを表すのに江戸っ子の言い回しが使われているが、それが似合ってないし読みにくいしテンポを外す。
珠子の本性がさして魅力的ではない。
あげく、見せ場の盛り上がりも締まりがなくてありきたり。
個性的な脇役にだけは相応の役割があったか。
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