2018年11月01日 読了
大坂の炭問屋・木津屋の主の吉兵衛は、家業を放って放蕩を尽くしていたが、ある日兄の訃報が伝えられた。
すぐさま実家へ向かい、我が物顔の番頭を抑え葬儀の手はずを整えるが、それがお家騒動にまで発展してしまう。
最初から不穏な気配が続き、ずっと胸の悪くなるような出来事で一向に解決しない。最後には罪人となってしまう吉兵衛。
主人公の吉兵衛の視点からは悪人には見えず、混乱させられた。
辰巳屋騒動と言えば有名なようだが、ちっとも知らなかったせいであまり熱中できず、感情移入もできなかった。
お瑠璃の様子がもっと知りたい。
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