悪魔を殺した男


 「逆さ五芒星」を残した連続殺人犯の阿久津は、一人隔離された病室にいた。
面会にやってくるのは、かつての相棒・天海。
阿久津の能力を使って事件を解決してきた天海だが、それを利用しようとする者が現れた。
阿久津は、その巧妙な心理戦に勝てるのか。

 触れた物の記憶を読み取れるという阿久津を信じる天海は、どんなに隠しているつもりでも阿久津への気持ちを回りに悟らせていたために利用される。
発覚していない犯罪を裁くために人を殺してきたために「悪魔」と呼ばれた阿久津をも罠にはめようとするもう一人の「悪魔」の様子は、姿が見えない気味悪さが最後まであって気が抜けないが、いろんなところに手を出して散らばりすぎた感じがする。
誰もが関係者となってしまった時にはこじつけが過ぎる気がした。

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