2015年05月20日 読了
京都の美大で准教授をしている佐々木は、知識はあるがヘタレで、思いを寄せる元教え子の琴乃が結婚すると聞いて動揺する。
琴乃から、嫁ぎ先に代々伝わる家宝の真贋を頼まれた佐々木は、味覚でその価値を見極めることができる神永美有に頼り、他力本願で解決しようとする。
真贋は神永美有に見てもらい、確信を持ててから理屈で説得するという、情けない佐々木。脇役度もまだ足りないくらいの存在感で、出てくる品の魅力がよけい際立つようになっている。
あまり続きは気にならないのにシリーズとなっている。
|