2015年08月04日 読了
第3回アガサ・クリスティー賞受賞作。
時効まであと2時間となったこの日、15年前の事件の告白をしたいと、同じ大学のゼミ仲間の龍太がやってきた。
雪で閉ざされた山荘で、弥生を毒殺したのは誰か。。。
スタンダードなミステリー。
とても解り易く、流れも手順通り。殺人とトリックの魅せ方、謎解きの流れなど、馴染みのある作りで安心できる。
山荘の管理人が毒物を特定した証拠や根拠に、説得力がまるでなかったのが残念だけど、最後まで細工がされていたり、偶然を当てにしない計画的な殺人のはずだったのに、実際は偶然が重なったおかげでできたことだったといった、きわどい奇跡のような部分は面白かった。
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