海外で稼いで一時帰国していた詐欺師の藍は、ある政治家のパーティで知り合ったみちるに興味を持った。
あらゆる事を犠牲にして親の仇を殺すことだけを生きる理由にしてきたみちるは、仇である戸賀崎グループ筆頭株主の戸賀崎喜和子を探すために金を欲しがっていた。
普段なら関わらない藍だが、なぜかみちるから目が離せず、復讐に付き合うことになるが、思いもよらない事に巻き込まれていく。
世界中の悪党から何億という金をせしめてきた藍にとって、みちるのとる行動は拙く、ついかまってしまう。
そのうち引き返せないところまで来てしまい、みちるの執着と同じくらい暗くて深い闇をのぞき込んで怖い真実を知ることになる。
これは逃げ出せないんじゃないかと思った頃、また不思議ななりゆきですんなり脱出までできるが、この先の二人が気になってしょうがなくなってしまう。
タイプの違う詐欺師と、犯罪者たちのゲーム。
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