2018年09月07日 読了
大手エレクトロニクスメーカーの宣伝部副部長・広岡修平に、突然辞令が出た。
しかも降格としか思えない左遷。
広岡は、不審に思い調べ始める。
淡々と語られるために読みやすいが、その分感情移入はしない。
サラリーマンの宿命である辞令の裏には、様々な駆け引きと地盤固め、裏工作、下準備があり、そのどれに与するか、誰を信用するかにかかっている。
辞令で始まり辞令で終わる。
出世や会社への執着がない人にとってはくだらない事だが、人事とは人生を左右する大事でもある。
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