業火


 キャリーからと思われる不気味な手紙を受け取ったケイ。
ベントンとの逢瀬も後味の悪いものとなり、ケイはそのまま、次の事件へと向かった。
それは農場の火事で、競争馬が20頭ほども道連れになったという。
そしてバスルームで見つかった、傷だらけの遺体。

 ゴールトとの決着がついたというのに、その相棒ともいえるキャリーが脱獄したと言われておびえるケイ。
ルーシーはヘリの操縦までできるようになっており、ケイはこれまでのような、何でもできる天才といったイメージをルーシーに明け渡したように見える。
最後は衝撃的で、キャリーの生死がはっきりしていない分不気味な後味が残った。
また主要人物を殺す作者。