兇人邸の殺人 〈屍人荘の殺人〉シリーズ


 閉園となった遊園地を買い取り、廃墟テーマパークとして人気の施設に、「兇人邸」があった。
そこでは、従業員が定期的に消えるという噂が流れていて、さらに葉村たちが追っていた班目機関の記録が眠っているらしい。
ある企業の社長から同行を依頼され、ヒルコと葉村は夜中に「兇人邸」へ忍び込む。
ところが、その屋敷で見つけたのは鉈を振り回す巨大な殺人鬼だった。

 ヒルコと葉村がまたもや命の危険にさらされる。
今度は巨大な屋敷に殺人鬼と共に閉じ込められるというホラーな設定。
そしてどうしても予想できない結末に毎回驚かされる。
班目機関のことも少しずつわかってきて、おもしろくなってきた。