ゴースト・ポリス・ストーリー


 渋谷署の刑事・長島日樹は、ある日後ろから刺されて死んでしまう。
するとゴーストとなり、同じ幽霊と出会い、幽霊のルールを教えてもらう。
そして自分を殺した犯人を捕まえようと、刑事になった妹と事件を追う。
警察内で暴力団の内通者がいることが噂されるなか、何もできずに見ている事しかできない幽霊の身で、日樹はなんとか妹に事実を伝えようとするが、、。

 年の離れた妹が可愛くてしょうがない日樹。
しかし自分が殺されたことで、同じ警察官の妹が刑事に志願する。
ゴーストとしてできることは限られたもどかしさはあるものの、どれも展開が読めてしまう。
怖くも暗くもないので気楽ではあった。

探偵小石は恋しない


 小石探偵事務所の代表でミステリオタクの小石は、名探偵のように密室やトリックを解いて事件を解決することに憧れていた。
しかしやってくるのは浮気調査ばかり。
なぜなら小石は人の色恋に関しては病的に得意だからだ。
そこで持ち込まれる依頼をいくつかこなすうち、もう一人の探偵である蓮杖と遭遇する思いもよらない事件。
それは10年前、蓮杖が中学の頃の事件とつながっていた。

 女子高生から持ち込まれた彼氏の素行調査、事実婚の夫婦からそれぞれ依頼された浮気調査など、ちょっと変わった理由が込められた事件を解くうち、小石と蓮杖の10年前の出会いにさかのぼっていく。
突然変わる舞台に驚くが、すべて繋がっていた。
でもいろんな要素を詰め込みすぎて混乱もした。

HIPS 機械仕掛けの箱舟


最低限は保証します。ただし、労働は禁止。
経済が停滞した日本で生まれた思想で、すべての会員を監視下に置き、経済活動と財産の所有を禁止するかわり、健康で文化的な最低限度の生活を保障するという。
しかも資産はすべてAIで運用される。
そんな団体に記者として、または創始者の身内として入り込んだ数名が、HIPSの秘密を探る。

 健康で文化的な最低限の生活。
それができるという団体に入りたいという者は多い。
最初から宗教臭くて嫌悪感が大きかった。
中身はミステリーだったが、あまり楽しめなかった。