2012年09月21日 読了
主人公の克則は、懲役刑を受けた。
そこで不思議な提案をされる。
「懲役刑」と「消失刑」、どちらを選びますか?
消失刑とは、周りから認知されず、話すことも書くことも触れることもできない。まさに周りから存在が消される刑である。
試験的な刑であるため、こちらを選ぶと刑期が短縮もされるとあって、克則は消失刑を選ぶ。
そしてもうすぐ刑が満期になるという頃、とあるきっかけで刑を執行・監視している首のリングが壊れた!
そこから始まる孤独な生活。
面白い刑である。
いずれ実際にこれに近いシステムができるかもしれない。
最後は全てを明らかにせず終わっているため、ますます想像が膨らむ。
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