2013年02月10日 読了
第4回角川春樹小説賞受賞作。
昔、自分の不注意から幼い弟を拐われてから、黒川夏野は剣の道を極め、弟を探す旅に出る。
幼児誘拐が頻発するという晃瑠に着き、兄の幼馴染のところに身を寄せながら弟を探すうち、安良国最強の剣士と謳われる鷺沢恭一郎と、妖の少年と出会う。
女だてらに剣士となった夏野が、自らの身に妖の目を宿し、それゆえに視えるようになった影を追いながら、事実を追い求める。
ファンタジーでもあり、昔話のような残酷さもあり、途中で目を離すとおいていかれそうなスピード感で、一息で読み切った。
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