烏金


2014年03月28日 読了
 借金のかたに手に入れた一軒家に住む金貸しのお吟。
毎朝あちこちまわって借金を取り立てて廻る。
そのお吟のところへ、何やら企んでいる男・浅吉がやってきた。

 お吟の貯めこんだ金をすっかりもらおうという腹は隠し、浅吉は仕事を手伝うと言い張り居候となった。

 浅吉は、かたき討ちでも始めるような悪い奴かとおもいきや、金を借りた者たちが何とか暮らしを立てていけるよう知恵を貸し、商いをさせたり暮らし方を変えさせたりする。
お吟との関係も途中まではすっかり予想を裏切られた。
目を離せない流れとすっきり気持ちのいい結末で、とても良い気分で読み終えることができた。

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