2015年01月08日 読了
奈良の薬師寺で働く明日香は、地名マニア。
古い地名にはその土地の由来や意味があり、それらを歴史と重ねることで見えてくる事実に心躍らせている。薬師寺の僧である景戒が書いた『日本霊異記』が愛読書。
そんな明日香が、家の前のクスノキに住み着いたカラスに導かれ、持ち込まれる謎や相談事を解決していく短編集。
古い地名にはそれなりの歴史があり、それだけでとても興味深いけど、日本霊異記や史実を知っていればもっと楽しめたかもしれないと思った。
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読書と編み物の記録