2015年02月13日 読了
一世代に一人だけ現れるという「創石師」のナイトゥルは、子供の頃に〈塩の魔女〉に出逢い、呪いをかけられた。
その力、使えばおのれが滅び、使わねば国が滅びよう――。
呪いをその身に受けたナイトゥルは、侵略者によって一族を殺されても、恨みや憎しみの気持ちさえ感じないほどに、様々なものを無くしていた。
ある日闇の水晶がその手にやってくるまでは。。。
不思議な力を持つために、あちこちで利用されるナイトゥル。
すべてをなくしたと思っていた彼は、やがていろんなものを手に入れていくのだが、予想される結末だったので少しがっかりした。
ここまで異世界な物語でも、やっぱり人のやることはさほど変わらないのか。
|